Cloudflare Worker MCP

Cloudflare Worker MCP

Cloudflare Worker MCPは、Cloudflare Workersの機能をMCPツールとして公開するためのツールキットです。これにより、デプロイされたWorkersとClaude DesktopやCursorなどのAIエージェントクライアントとのシームレスな統合が可能になります。このツールキットは、コマンドラインユーティリティとランタイムロジックを提供し、ローカルまたはリモートのCloudflare WorkersとModel Context Protocolエコシステムをつなげます。これにより、あなたのWorker機能がプログラム可能になり、LLMエージェントがアクセスできるようになります。

Author: cloudflare


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Cloudflare Worker MCPとは?

Cloudflare Worker MCPは、Cloudflare WorkersをClaude DesktopなどのMCPクライアントに接続するためのパッケージです。TypeScriptまたはJavaScriptのWorkerメソッドをModel Context Protocolを介して呼び出すツールに変換します。これにより、エージェントやAIアプリケーションがロジックを実行し、APIを呼び出し、Cloudflareのグローバルプラットフォーム上でサービスと連携することができます。

設定方法

  1. npx create-cloudflare@latest your-worker-nameを使用して新しいCloudflare Workerを生成し、プロジェクトディレクトリに移動します。
  2. workers-mcpパッケージをインストールします: npm install workers-mcp
  3. セットアップコマンドを実行します: npx workers-mcp setup
  4. 変更後にWorkerをデプロイします: npm run deploy。これにより、WorkerとMCPのメタデータが更新されます。
  5. CursorやカスタムMCPエージェントなどのクライアントと統合する場合は、.jsonまたはプロジェクト設定を構成して、適切なコマンド/引数文字列を使用してサーバーを指すようにします。

使用方法

  1. 通常通りCloudflare Workerを作成してデプロイします。標準のクラスメソッドを使って、WorkerからAPIエンドポイントや計算ロジックなどの関数をエクスポートします。
  2. workers-mcpをインストールして初期化すると、これらのメソッドはMCPツールとして公開されます。これにより、Claude Desktopなどのクライアントが発見し呼び出すことができます。
  3. 必要に応じて、workers-mcp run ...を使ってローカルのNode.jsプロキシサーバーを実行します。これにより、デプロイされたWorkerに接続し、MCPクライアント用に関数を登録します。
  4. 互換性のあるクライアントの組み込みMCP機能を使用して、Workerが公開したツールを一覧表示、呼び出し、そして対話します。

主な機能

  • Cloudflare Workerの任意の関数をMCPツールとしてシームレスに公開し、AI対応エージェントからのリモート手続き呼び出しを可能にします。
  • Workerメソッドの署名を自動的にMCPのツールインターフェースに変換する機能(ドキュメント付き)。
  • リアルタイム更新: 追加の設定なしでツールロジックやメタデータを更新するためにWorkerコードを再デプロイします。
  • セットアップ、ローカルプロキシの実行、およびさまざまなMCP互換クライアントへの統合をサポートするCLIサポート。
  • ローカルとリモートWorker接続の両方をサポートし、安全で設定可能なセットアップを提供します。

ユースケース

  • LLMエージェントにダイナミックなサーバーレスAPIを提供します。例えば、ランダム数生成、データ取得、特定ドメインのアプリケーションロジックなどです。
  • Claudeや他のAIエージェントがWorker関数を呼び出し、下流のAPIやクラウドサービスと統合する自動化フローを実現します。
  • 画像生成、データ処理、ブラウザレンダリングなど、実世界に影響を与えるエージェント駆動型アプリケーションを構築します。
  • AI対応のコーディングツールが即座にアクセスできる新しいAPIや関数の迅速なプロトタイピングを行います。

よくある質問

Q1: コード変更後に再デプロイする必要がありますか?
はい、Workerのコードを変更した場合は、npm run deployを実行してWorkerインスタンスとその関数メタデータを更新してください。関数名、パラメーターを変更したり、メソッドを追加/削除した場合は、MCPクライアントを再起動する必要があるかもしれません。

Q2: 異なるクライアントからWorkerに接続するにはどうすればよいですか?
正しいコマンドをCLIで使用するか、MCP互換クライアント(Cursor、Claude Desktop、またはカスタムセットアップなど)をコンフィギュレーションファイルで自分のMCPサーバーエントリを指すように設定します。コマンドは通常、/path/to/workers-mcp run <name> <worker-url> <project-path>です。

Q3: Cloudflare Workersで任意の関数やAPIを公開できますか?
はい、ほぼすべての関数を公開できます。シンプルなヘルパーからCloudflareサービスや外部APIとの高度な統合まで。Workerメソッドは自動的に呼び出し可能なMCPツールになります。

Q4: インストールのトラブルシューティングはどうすればいいですか?
セットアップに失敗した場合は、npx workers-mcp helpを実行して診断コマンドを取得し、CLI出力を再確認して設定のヒントを探してください。設定の問題が疑われる場合は、npx workers-mcp install:claudeを再実行しても安全です。